読書貯金はじめました。

読書貯金とは私の造語です。本を要約・評価しつつ記事にして、読み返して智慧になるような記事を書いていきたいと思います。

「モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書/尾原和啓」をAmazonの読み放題サービスで読んでみました。

はじめまして。
KISOと申します。
本日は、尾原和啓さんの「モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書」という本についてご紹介いたします。

 

そもそも、尾原和啓さんとはどのような方なのでしょうか。

お恥ずかしながら、私は本書を読むまでは彼の存在を知りませんでした。

 

Amazonの著者紹介によると、

 

批評家・藤原投資顧問シニアアドバイザー
1970年生まれ。京都大学大学院工学研究科応用人工知能論講座修了。阪神・淡路大震災時の避難所ボランティアの経験から、仕組みやプラットフォームに強い興味を抱く。マッキンゼー・アンド・カンパニーリクルートGoogle楽天などを経て現職。インドネシア・バリ島在住。

 

と、紹介されています。

 

とても多くの企業での勤務経験をお持ちの方ですね。

普通に学校を卒業して、普通に就職して、普通に生活して、といった普通の人生を歩んでいたらなかなか出くわすことのない人生なのではないでしょうか。

正直、私であればいくら生まれ変わったとしてもできなさそうな経歴です……。

 

そんな彼の書いた、この本がAmazonでは素晴らしい評価を得ています。

2018/9/26★★★★☆(279) という状態です。

 

これは期待できそうな評価です。

 

それでは、早速本書に対する所感と、まとめについて述べていきたいと思います。

 

まず、この本は今現在の若い世代に対する考察が述べられた本だということが第一に考えられます。

 

私なりの所感になりますが、著者は今の世代と前の世代とのギャップ、それと時代の変化について訴えたかったのではないかと思います。

 

現在は、以前と比べて本当に便利になりました。

 

携帯電話の出現、インターネットの出現、そしてスマートフォンやらネットを駆使した新たなビジネスの出現……等々、凄まじい勢いで技術が進歩していきます。

 

そして、その技術の恩恵を受けられる背景には、その優れた技術が一般に浸透していなかった時代を生きてきた世代というものがあります。

 

前の世代は、便利が無かったから便利を生み出そうと必死になってきた世代です。

一方で、今の世代は便利で溢れていて、彼らのような情熱を持って生きていくことが出来ない世代です。

 

そこに認識あるいは感覚のズレがるんだと思われます。

 

そこで著者は、このようなギャップに対して「社会も経済も激変したのに、働き方のルールは変わらない。このズレを認識しないと、『乾けない世代』は力を発揮することができません」と言っています。

 

社会や経済が変わりつつある世の中では、少なくとも前の世代は今の世代を考えながら社会人としての人生を歩んでいく必要があるのではないでしょうか。

 

でなければ、いつまでたっても今の世代と同じ社会人として生きていくことは難しいのではないでしょうか。

 

また、これらの環境の違いからも、著者は「上の世代と今の世代のモチベーションの違いを理解していないと、価値観やモチベーションの持ちからの違いゆえ不幸が起こります」とも言っています。

 

このようなズレにより、今の世代と前の世代ではモチベーションに対する考え方も間違いなく違うと言えます。

 

また、モチベーションと言えば、以前から言われているモチベーションの理論で考えますと、マズローの「自己実現理論」であったり、シュプランガーの「6つの価値観タイプ」を引き合いに出されることが多いでしょう。

 

しかし、著者はセリグマンの「人の幸せは5種類に分けられる」という理論を引き合いに出しております。

 

※マーティン・セリグマンが唱える5つの幸福

  1. 快楽
  2. 没頭
  3. 達成
  4. 意味合い
  5. 良好な人間関係

 

確かに、現代的な幸福に対する考え方だと思えます。

 

そして、心理的安全性に満ちているからこそ、チャレンジが生まれ、成果があげられると唱っています。

 

部下の立場としては、「人」として見られているからこそ、「心理的安全性」が生まれチャレンジが生まれるのです。

 

 

 

そして、著者は今の世代にはこのように言って本書をまとめています。

 

  1. 「ないものがない」時代から生きる「乾けない世代」は、上の世代に比べ、「達成」や「快楽」よりも「意味合い」「良好な人間関係」「没頭」に意味を置く世代であること。この世代だからこそ作れる「新しい価値」があるということ。
  2. その新しい価値は、自分だけの「好き」や「歪み」から生まれやすいということ。
  3. 「自分だけの世界の見方」を発信すると、それが他の人にとって「新しい世界の見方」になったり、既存のモノに新しい意味を与えたりすること。

 

正直、これは私にとっても久しぶりに胸にストンと腑に落ちるような感覚になりました。

 

とは言っても、この感覚だけでこの世の中を生きていくことが難しいことも事実です。なぜならば、この今の世代ベースだけで世の中が成り立っているわけではないのですから。

そのため、上の世代にある程度認められるくらいには働いて、その上で自分の価値観を大事にして生きていくことがもとめられるのではないでしょうか。

 

 

それでは、本日はここまでとなります。

また、次回の記事でお会いしましょう。